みなさんお元気ですか? 万協製薬の松浦信男です。 いよいよ、今年も押し迫りましたね。わたしのメルマガも今週で今年の配信は、終わりです。 さいごのメールブログを、楽しんでいただければ、幸いです。 わたしは、明日より、一足早く、お休みをいただいて、雪山に行って来ます。 震災以来、初めての休暇らしい、休暇です。 この一年の疲れをいやして、来年への英気を養ってこようと思います。 メールは受信できますので、何かありましたら、お便りください。 年始めの1/14(土)AM8:30~ フルダラソンを開催します。 参加希望の方はご連絡いただいた上で、当日8:30に弊社第二工場前にお集まりください。 「理念と経営」1月号に8ページに渡るインタビュー記事が載っています。 ご覧ください。 http://waaa.me/pdf/rinen_keiei.pdf どうぞよい、新年をお迎えくださいませ! 12/20 折れた山本五十六長官の旭日機 昨日は、新潟県長岡市で、今年最後の講演会をした。少し早く着いた長岡市商工会議所では、今週末公開の、山本五十六の映画の宣伝一色であった。 そのとき、山本長官機が、撃墜された翼が、帰ってきているとの話を聞き、みたくなり、市内にある記念館と生家を訪れた。 私が、子供のときは、タミヤ模型の第二次世界大戦プラモデルの大ブームであった。なかでも、ドイツ軍のプラモデルは、大人気で、あらゆる戦車を作った。残念ながら日本の戦車はあまり、人気が、無かった。しかし、戦艦と飛行機は、素晴らしいモデルが、たくさんあったので、たくさんつくった。 プラモデルを作る数が、増えるにつれて、歴史にも興味がわき、私の疑問は、日本とアメリカが、なぜ、戦争をしたのか?ということに移っていった。そのなかで、山本五十六の真珠湾攻撃について、また、そのあとの作戦についても、考えるようになった。彼については、功罪様々である。しかし、大事なことは、彼は作戦を考える役割を担ってはいたが、国策を担ってはいなかったということだ。 長岡市のかたと、様々な話をしたが、彼等は、山本五十六をとても大事にしていた。生家も、長岡市の中心に今も残っており、彼の清楚な生き方を現しているようだった。 本来、責められるべきは、当時の内閣府であろう。負ける戦は、するべきではない。坂の上の雲が爽快なのは、勝ち戦だからだ。 当時の大臣は、忘れさられ、作戦指令にすぎなかった彼にすべてを重ねなければいけなかった日本の不幸を思った。 北朝鮮の金正日総書記の死亡号外が、流れるなか、わたしは、こんなことを考えた。 戦争は、するべきではない、しかし、避けられないならば、どう終わらせるかを考えるのが、政治家の責任だろう。 写真は、昭和18年4月にブーゲンビリア島で、撃墜された一式陸攻山本五十六長官機の翼。驚くほど緑色が残り、また、おどろくほど、華奢であった。 12/21 AKB48は、男のタカラヅカである! 昨日は、新潟県から帰った。新潟は、雪一色であった。まるで、フリューゲルの絵のようだ。講演会は、中越地震で、被災されたかたも多くあり、重苦しい気分になった。しかし、その後の懇親会で、皆さんと話して歌うことで、心の疲れが、取れた。古代ギリシャにおいては、人びとが、飲んで食べて話すことを大変大事にされたという。このことを彼らは、シンポシスといった。現代のシンポジウムのことである。講演会は、一方的に話すことが、多いので、わたしは、こういった席で、忌憚なく意見を話せることが、嬉しい。私の肝臓は、だてに白い訳では無い⁈ 来客の中に、越後製菓というこの時期になると高橋英樹が、桃太郎侍で、ピンポンを押すというシュールなCMをやっている会社だ。ここの伊東社長が、とんでもなく面白く、うたが、うまかった。大きな鏡餅から小さな鏡餅が出てくる商品は、大阪の消費者のアイデアを実現したものだそうだ。私と同じ科学者で、大学院生ということもあり、久しぶりにあった兄弟のように話した。楽しかった。 さて、タイトルの話である。写真をご覧いただきたい。昨夜、AKB48は単独で、なんと紅白歌合戦をやった。司会に堺正章、審査員には、三田佳子という年末の紅白歌合戦とそっくりにコンサートをやった。ちがうのは、出ているのが、全員AKBとそのファンということだ。紅白歌合戦なので、メンバーが、バラバラになり自分自身以外の持ち歌をうたう。一緒にいった息子達に言わせると、そこが、良いらしい。東京会場と、世界100箇所のシアターを衛星で繋ぐという新しい試み、私達は三重県四日市で、参加した。私はそんなにAKBの歌もメンバーも知らない。おニャン子世代だからだ。しかし、AKBとおニャン子は違う。彼女たちは、自分たちの劇場を持ち、ライブを日常で、行っている。そう思ってふと、思いついた。これは、タカラヅカとおなじではないかと!タカラヅカもチーム分けされており、劇場公演をメインに活動している。このアイドルタカラヅカ方式を考えた秋元康さんは、新しいアイドルマーケティングを行い、自らが、できる作詞家と構成作家というミックスにより、歌と踊りをメインにすることを考えたのだろう。 正直いって、本当の紅白歌合戦より楽しかった。 なぜなら、そこには、圧倒的な熱意と暖かく熱いファンの声援が、あった。 昨日は、ジャカルタのAKBも出演して、驚いた! 頑張れ!AKB48!日本は君たちナデシコにかかっている! 12/22 坂本先生 ミーツ アゲイン 年末になると、いつもよりスケジュールが、過密になりすべてをこなすことが、難しくなる。私の場合は、毎日が、年末のようであるが!?いつのころからか、会社に複数の応接室を作り、同時に何組かの来客をこなす方法を思いついた。これをやると、こちらが、訪問するより四倍くらい多くの人と、話すことができる。考えてみると、そのために、パーティは、あるのではないか?と思う。立食パーティは、いつ来て、いつ帰っても失礼にならないからだ。 年末になると、年末の挨拶回り、と忘年会、新年になると、新年の挨拶回りと新年会、おまけにこの間に、クリスマスカードと年賀状まである!美しい日本の習慣であるが、まあ、私には苦しい次期だ。普段より断わる理由を見つけることが、むずかしいからである。これにアボなしのかたを加えると、まるで、列車の待合室のようになっていく。遠くから、来られた方に、私としても、また、来年、会えるじゃないですか!とは、言えないからだ。 そんな訳で、今日は、四組の方と同時にお会いした。本当は、五組であったが、一社は、棄権された。誠に申し訳ない。 写真をご覧いただきたい。日本でいちばん大事にしたい会社の著者、法政大学の坂本先生が、会いに来てくれたのだ!わたしが、手に持っているのは、その本の今度出るパート3。なんと、1、2で、55万部の大ベストセラーである。未読のかたは、是非お読みください。 因みにパート3の推薦オビは、村上龍さんである! 坂本先生は、この10年で、6000社の企業をベンチマークしたが、そのなかで、本当に、社会に貢献している企業は、一割しか無かったという。先生はそれらの企業を本のなかで、紹介している。そして、昨年度からは、経済産業省と一緒に、日本で、いちばん残したい会社賞を作った。理由は、簡単。本をパート10まで、出しても100社しか紹介できないからだ。因みに昨年度は、未来工業が、受賞した。わたしが、製造業として、常にベンチマークしている会社の一つだ。もう、売り上げ、社員数、社歴で会社を比べるのは、辞めよう。それらは、すべて、スタートが、違うだけである。大事なのは、社員と顧客、地域社会から、どの位、愛されているかだ! 昨日、花王さんのベンチマーキングを受けた。彼らも坂本先生のセッションに同席して、私達が、同じこと、を言っている!と驚いていた。しかし、驚くことは、ない。組織内の社員が、成長するのは、仕事以外のことを仕事以外の人に、褒められた時だけだ。 私達の会社の隣に住んでいるひとは、あなたと、あなたの会社を褒めてくれているだろうか? 12/23 マイ リトル クラシック 昨日は、最後の忘年会が、あり、桑名 くわな にある、日の出、にいった。マンガの美味しんぼにも出てくる有名店である。桑名といえば、「其の手は、食わなの焼き蛤」という言葉が、あるくらい、ハマグリで有名なところである。桑名の焼き蛤が、有名な訳は、江戸時代、名古屋の熱田から桑名まで船が、出ていた。そこに賭博場が、開かれていたからである。おそらく、賭博でのやりとりが、次第に拡がった元祖、親父ギャグではないか?とわたしは、考えてみた。 ハマグリで、コース料理なんて、成り立つの?と思っていたが、中居さんの絶妙な解説によって大変美味しくいただいた。やはり、こだわりは、人を美しくするのだと、思う。私が座った席が、今年、ユーミンが、座ったと聞かされてとても嬉しい気持ちになった。 わたしの父親は、外食に私達を良く連れていってくれた。今、考えてみれば、様々な意味での、罪滅ぼしという意味があったのかもしれないが。 毎週日曜日は、神戸のいろんな場所で、食事をした。そのなかには、昨日のような、貝専門の店もあった。母さんは、いつも、お父さんが、いるから、こんな店で、食事が、できるのよ。感謝しなければ、いけないと、言っていた。 父親は、衣食住のうち、想い出になるのは、食事道楽だけである、と言っていた。今になって、分かる気がする。 歳をとると、そんなことばかり、思い出すようになる。私の中にある神戸の街は、想い出のなかであるが、来年こそは、その想い出を小説にしたいと思っている。 写真は、今週の日曜日にあった、末娘,栄衣子のピアノ発表会の様子。多くの子供か、ヒット曲を演奏するのに彼女は、自らバッハのバロックの名曲、G線上のアリアを選んだ。音楽教師でもあったバッハの音楽理論を駆使したクラシックの名曲だ。 私の子供時代の想い出もクラシックになりつつあるが、オールデイス バット ゴールデイズといつまでもいえるような、今を生きたいものである! 12/24 鈴木英敬 三重県知事が、万協製薬にやって来た! 昨日は、とても寒い日だった。皆さんは、どうお過ごしだっただろうか?わたしは、昨日、テレビ番組を撮影していた。 先日、万協製薬は、三重県の地域思いビジネス大賞 を受賞したのだが、それを記念してテレビ番組を作ることになったのだ。放送は来年1月15日午後6時15分から、三重テレビである。 撮影は、なんと早朝8時から。昨日は、弊社の清掃活動ウオーキング大会で、ある万協ダラソンが、開かれている日だったので、現場は100人のひとが、入り乱れる壮観なもので、あった。 英敬知事からの表彰式や工場見学、トークセッションなど、盛りだくさんの内容となった。わたしは、何度も彼と一緒になったが、一度も、担当者が、用意している原稿を読んだことがない。すごい男である。日本で一番、若い知事だが、侮れない!彼を日本デビューさせることが、三重県を有名にすることだ、とおもう。 そこで、英敬 えいけい× AKB48 という戦略プロジェクトを考えた。赤福の濱田社長に協力してもらい、来年、秋元康事務所にプレゼンする予定である。上手くいくと、いいなと思う。 あくまで、わたしの発想だが、わたしの場合、いつも、商品開発においても、始まりは、オヤジギャグからである! 写真は、表彰式の後の記念撮影。本来受賞は、万協製薬だが、表彰状は、彼女たち、相可高校NPO法人 植える美ーイングとの連名にしてもらった。拍手は、彼女たちにこそ、ふさわしいと、わたしは、思うからだ。 最後にフィギュア館をみた、知事は、三重県にこういうところ、作りたい!というので、わたしは、三重県立博物館に、置けばいい!といった。 このあと、彼が色紙に書いた言葉は、変態社長!であった! 12/25 ハウ メニー ハッピー クリスマス! フェイスブックを始めてから、初めてのクリスマスである。わたしは、サンタクロースのような気持ちで、皆さんの投稿を読んだ。幸せなことに、悲しくてやりきれないと書いているひとは、ひとりも居なかった。 しかし、昨年のわたしは、違った。私の母さんは、四年前の元旦に実家の風呂で、溺れて亡くなった。毎年、このころになると、元旦が近くなり、生きているすべてのものが、自分とは、違うように感じていた。あまりに苦しいので、昨年は、その念いをマザークリスマスという歌にして、メルマガ会員に送った。 しかし、今年は違うように思う。毎日、皆さんとシンポジウムをしているようなものだから、なんだか、明るいのだ。 私は母さんが、死んでから「PDCAより喜怒哀楽」を大切に、感情をむき出しにするようになった。そのころから、少しつつ、世間に注目されるようになったため、中には、松浦さんは、おかしい、とか、言いたいことを言いすぎる!とか言われることがあった。私は、ずっと母に立派な姿を見せたかった。母が、みていた私は、大半が人生にもがき苦しみ抜いている私だったからだ。そして、ようやく人から認められるようになった頃に、母は、突然、死んでしまった。 それからの私は、母さんという本当に話したい人とは、話せないのに、どうして、私はここで、ニコニコ笑っているんだろう?と思うと、誰かを傷つけたくなってしまっていた。愚かなことであった。 人生は、長い再生の物語であると、信じたい。 あなたの人生も私の人生もこの世界に生きているすべてのものが、同じ時を過ごしている旅人だ。そして、同じ時を過ごしていると感じられるこのフェイスブックこそが、旅先で、話しかけるホンの少しの生きる勇気をくれているようにわたしには、思える。 メリークリスマス!本当の笑顔で!あなたにこの言葉を贈りたい。 写真は、わたしが、大好きなクリスマスの物語、エーリッヒケストナーの飛ぶ教室である。わたしは、毎年、このころになると、読んでみたくなる。空は、晴れて、どこまでも青い。生きているということは、そういうことなんだ! 12/26 多気町の上の雲 この3日の間、小さな仕事は、あったが、それ以外は、ゆっくりすることが、出来た。ありがたいことだ。毎日の小さな回復期が、私達を健康に導いてくれているのだろう。しっかり、仕事をすること、しっかり休むこと、この両方が、人生を豊かにしてくれるのだと、思える。 私は、今日が、仕事収めである。今日は、従業員ひとり、ひとりと、話をする。一年間の感謝を伝えるつもりだ。 社員が、いてくれるから、私は存在できる。私は、あだ花にすぎない。 かつて、アメリカの作家、スコット フィッジェラルドは、友人の作家 フェミングウェイをこう、表現した。 僕は、蝶々で、彼は、雄牛だ。確かに蝶々は、美しい、しかし、雄牛は、存在する!と。 私達企業は、やはり雄牛を目指すべきなのだろう。 企業を雄牛にできるのは、社員だけである。彼らは、わたしの誇りであり、同じ旅をする仲間である! 写真は、昨日の多気町の上の雲。坂の上の雲が終わったからではないが、やはり、わたしは、青空と白い雲が、大好きだ!道は私達の前に広がり、空はどこまでも青く澄んでいる。そういう毎日を送りたいものである‼ 松浦信男ブログ http://www.bankyo.net/blog/ フェイスブックページ(ご覧になるには、フェイスブック登録が必要です。) http://www.facebook.com/#!/profile.php?id=100002096574172 講演会スケジュール http://www.bankyo.com/?cat=5 また新聞や雑誌に載った記事もご覧ください。 http://www.bankyo.com/?cat=3 メールマガジンにコメントをいただける方は下記のページにて書き込みをお願いします。 http://www.bankyo.net/email_newsletter ↑こちらは公開されます。 私宛への返信は下記個人アドレスかこのメールをそのまま返信してください。 --------------- 万協製薬株式会社 http://www.bankyo.com/ 代表取締役 社長 松浦 信男 E-mail nmatsuura@bankyo.com 〒519-2174 三重県多気郡多気町五桂1169-142 TEL 0598-37-2088 FAX 0598-37-2089
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