松浦信男アワー

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ハートフル通信

2011年4月1日号

みなさん、お元気ですか。万協製薬の松浦信男です。

 先月号のメルマガが配信されるころ、東日本大震災が発生しました。
知らなかったこととはいえ、自分の文章の軽さに、とても申し訳なく
思っていました。
 あのあと、アメリカに行って、ニュースで地震の悲惨な状況を見る
につけ、心が痛みました。阪神大震災の被災者として、自分が長い間
隠してきた心の闇が全国に大きく広がってしまったように感じました。

 アメリカと日本では時差が13時間あります。多くの方の電話を深夜
に受け(みなさんはお昼にかけて頂いていたのですが、、)いろんな
ことを考えさせられ、そのあと海外ニュースを見て、また朝を迎える
ということを続けました。
 アメリカでは、会う人ごとに「ソーリー。。。」というふうに日本
のことを悲しみいたんで私に話す人がほとんどでした。まるで、お葬
式に参列した人にあいさつするように私は、対応せざるを得ませんで
した。
 「いま日本は世界からこんな風にみられているんだ!」ということ
がショックでした。こんな経験は、いままで、したことがありません
でした。
 日本からの電話は、「松浦さんは、この震災についてどう思います
か?」「今回の被災地にどのような支援が望まれますか?」ばかり聞
かれました。
 私はそのたびに、「復興は10年単位の戦いになりますから、末永い
支援が必要である。」ということと、「どうしても今、何かしたいの
であれば、義援金を贈るべきだ。」といいました。

 神戸での被災地で倒壊した私の社屋を訪れ、連日、善意の押し売り
のようなボランティア行為に対応していた私は、とても苦しみました。
 中には「せっかく手伝いに来ているのに、指示してくれないと動け
ないじゃないか!!」と怒り出す人もいたくらいです。
 そんな時、私はいつも心の中で叫んでいました。

「誰が来てほしいなんて言った!僕はもう、そっとしといてほしいだ
けなんだ!そして、本当に僕が今知りたいことは、これから僕がどう
すれば、いいかなんだ!!。」と。
 しかし私はその言葉を口に出すことは、最後までありませんでした。
誰に聞いても、答なんかないことを私自身が一番は知っていたからです。

 私が、今回心が重いのは、「きっと私と同じ目にびっくりするくら
い多くの方があっている。」と思ったからです。でもそのなかから強
く美しくよみがえる人々のことを私は信じたいと思います。

 それともう一つ。憐れみを受けることが被災者にとって、重荷にな
ることが多いことを知ってください。私は16年前、ボランティアの人
に会うたび「この人は、神戸を出たら暖かい暮らしが待ってるに違い
ない。僕のことなんか本当は、考えてはいないんだ。」とそんな風に
思っていました。
 ひねくれているようで、すねているようで、そんなことを考える自
分がだんだん嫌いになっていきました。

 そうして、本当に長い時間がたって、震災を乗り越えたと思った時
期になっても、夢で昔の町のことを思い出したり、何気ない人の言葉
に傷ついて泣いたりすることがありました。
「運命」という言葉があるなら僕は、きっと運命に、呪われているに
違いないと思ったことも何度もあります。
 だから、今回の地震でも簡単に「がんばれよ!」とか言えないし被
災地に行くのも今は、気おくれしています。
 だから、私は西日本から一生懸命お金と元気を稼いで、被災地に届
けようと思っています。

 5月4日に伊勢の県営サンアリーナで「2011天下一・武道会」と
いう復興チャリティイベントを行います。下記ホームページに案内が
あります。もしよろしければ、様々な形で、ご協力いただければさい
わいです。

天下一武道会ホームページ
http://tenkaichi-budokai.jp/


 あと、自分の今の気持ちを「君のなみだがかわいたら」という歌に
してみました。きちんと完成していない弾き語りですが、よかったら、
聴いてみてください。こんな歌です。
読売新聞で4月3日に関連記事が掲載されました。
http://waaa.me/pdf/yomiurisinbun20110403.pdf

      君の涙がかわいたら
http://waaa.me/music/kimino_namidaga_kawaitara.mp3


歌詞 君の涙がかわいたら


君の涙がかわいたら  思い出して欲しい

今は僕の言葉も  届かないだろう


たくさんのつらいことが  君を強くするんだ

だけど今は思いきり  泣くときなんだろう


僕たちが住む星に  青空が広がっている限り

君はひとりじゃないよ  心おだやかにして

明日を信じよう

僕たちが住む星に  青空がつながっている限り

君はひとりじゃないよ  とり戻そう

幸せだった日々を


君の涙がかわいたら  思い出して欲しい

世界が君を裏切っても  僕がいるじゃないか

そばにいるじゃないか

ずっといるじゃないか


 また、こんな時期だからこそ元気を!ということで弊社のホームペ
ージを明るく楽しいものに変えました。一度、ぜひのぞいてください。

バンキョー メディアファクトリーホームページ
http://www.bankyo.net/


 最後に、5月からわたしの町多気町が「高校生レストラン」という
日本テレビ全国ネットドラマになります。妊娠も不良もダメ教師も出
てこない本当にまじめな真剣なドラマです。今の日本こそ、この物語
が必要だとおもいます。そして、もしドラマをごらんになり、感動し
たら多気町の「まごの店」という本当にある「高校生レストラン」に
いらしてください。
 彼らは実在します。みなさんは彼らからからきっと、元気をもらえ
ると思います。私も実はそのひとりなんです。

高校生レストランホームページ
http://www.ntv.co.jp/kouresu/

まごの店ホームページ
http://jr2uat.net/mago/mago.htm


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をさせて頂いた方々にBCCで配信させて頂いております。
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http://www.bankyo.com
代表取締役 社長 松浦 信男
E-mail nmatsuura@bankyo.com
〒519-2174
三重県多気郡多気町五桂1169-142
TEL 0598-37-2088 FAX 0598-37-2089

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