松浦信男アワー

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ハートフル通信

1996年11月号
万協製薬(株)三重県新工場完成
万協製薬(株)代表取締役社長 松浦信男 

 平成8年12月9日、私はこの日をどんなにか待ち望んだことでしょう。
阪神大震災から2年、三重県多気郡多気町に弊社の新工場が完成し医薬品製造業の業許可が下りたのです。
  ここにいたるまでは言葉では言い表せないほどの苦労がありました。
弊社の神戸工場は震災で最も被害の大きかった長田区にありましたので、建物は全壊でした。
すぐさま新工場の建設に着手したかったのですが、一日も早く先生方に製品をお届けしたい一心で緊急避難的に東洋漢方製薬(株)に弊社の人員、設備を移し製造の委託をしました。
またその間思いもかけず、慣れない漢方製薬会社の経営を任されることとなり、新工場建設と二足のワラジを履くことになりました。そういったわけで実質の作業は当初休日のみでした。

 平成8年4月より薬事法が改正され製薬業は、あらゆる面でハードルが高くなりました。
そのためわたしが考えた条件は高速のインターが20分以内にあり、大阪、名古屋まで1時間30分以内で行けること、製薬業にもっとも不可欠な水と空気がきれいであること、将来にわたって増築できる土地があることでした。
この条件で近畿二府四県中を自ら車を運転して探しつづけ、ようやくこの土地に決めました。
多気町は場所でいうと伊勢市と松阪市の中間にあり風光明媚な所です。敷地面積は1,500坪、第一期工場棟面積450坪、工場内はクラス100,000のクリーンルームです。
 年々厳しさを増す薬業界でこのような投資をすることを危ぶむ方もおられますが、私は神戸の地で一生懸命に復興にがんばっている多くの仲間のためにもこの地で「本当の製造業」を追求してみたいと思っています。

 また、協励会の先生の多くの方にこちらの工場をぜひ見学していただきたいと思っています。
伊勢神社や志摩スペイン村へも30分で行けます。お待ちしています。

 本当に工場完成にいたるまでは先生方のあたたかいご支援が大きな心の支えとなりました。
今後とも先生方のご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。


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