松浦信男アワー

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ハートフル通信

松浦信男メルマガ2012年1月30日号
 皆さん、こんにちは!万協製薬の松浦信男です。

一月ももう終わりですね! 
いま、日本は、寒気の真っ只中ですね。私は,先週の一週間、タイに出張していました。
三重県薬事工業会の研修旅行に参加していました。
タイは、30℃を超える気候が、一年中続く、常夏の国です。
私は,毎日、大量の汗をかいていました。
ここにいると、痩せるな~と思いましたが、その分だけ、ビールを飲むので、同じかな?とおもいます。料理も日本食レストランが、ふんだんにあり、何の不自由も感じませんでした。 
工業立地としては、日本の五分の一のコストで、あることと、サプライチェーンの充実があり、素晴らしいものを感じました。海外進出するなら、この国アリ!だと思います。 
心配していた、洪水も、全く跡形もありませんでした。しかし、立地を検討するなら、海抜の高い場所が、良いです! 
因みに万協製薬は、海抜80メートルですから、どうぞ、ご安心くださいね! 
やはり、帰ってくると、四季のある日本の素晴らしさを実感しました! 

さて、以下は、私の一週間のブログです。今回は、タイの写真が、大漁にありますので、ぜひ、弊社ホームページか、フェイスブックで、ご覧くださいませ! 

2/6にプラザ洞津にてメディカルバレーフォーラムが開催されます。
私も参加しますので、是非ご参加ください。

http://www.mvp.pref.mie.lg.jp/ipp/top/index.asp?JCODE=100582


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わかりやすい国!タイランド! 

昨日、わたしは、タイに来た。三重県薬事工業会の研修プログラムである。大半の人は、日曜日からだが、わたしは、葬儀があり、一日遅れた。だから、昨日だけは 
一人旅であった。 
セントレアから、六時間半かかり、着いたここは、微笑みの国!である。サービス業のひとは、笑顔プラス両手を合わせる合掌のポーズである。これは、なかなか、嬉しい!笑って拝まれて、嫌な気持ちになる人は、居ないのではないか?タイでは、日本のお辞儀にあたるこの行為だが、日本のお辞儀には、笑顔がないし、第一お辞儀すると笑えないので、これは、とても合理的な挨拶だといえる。日本の工場がたくさんある訳は、このあたりが、原因かも知れない。しかし、暑い!乾期で、過ごしやすいと書いてあるが、嘘だ!34度ある。だから、年中日本の八月だ!彼らに地球温暖化を説いても理解されないに違いない。だって、とっくに暑いからである。洪水の影は、どこにも見えない。ぱっと見れば、中国の都市部と変わらない。料理も、辛い中華と考えれば、なんとかなりそうだ。バンコクは、暑いことを除けば、物価は日本の3分の1のいい街だと、わたしは、思った。リタイアした方が住みたくなる訳もわかる気がする。中国や台湾のある種の緊張感が無いのだ。しかし、聞いてみると去年は、私が泊まっているホテルも迫撃砲を受けたらしく、警備員が、セキュリティチェックをしていた。これのない、日本は、いかに良い国であるか!といつも思う。世界中が、テロリストを恐れているのが、現代の日本以外の都市国家だ! 

写真は、現地のマイルドセブン。タバコを吸うとこうなるという、えげつない写真いりだ。タイは、とても喫煙にうるさい。嫌煙家のわたしには、天国である! 

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ライフボート イン バンコク 

バンコク3日目の朝だ。暑さには、大方慣れた。食事は意外とあっさりとしていて、ヘルシーにも感じる。ベトナム料理の感じだ。わたしは、いつもホテルの部屋に日本食とスナックと酒を持っていく。不十分な海外旅行で、唯一のピースボートなのだ。 
けさ、桐野夏生の東京島を読了した。中年女の無人島サバイバルであるが、以前、ビデオで、観ていたのを、小説で、読み直した。実に原作は、おもしろい。作者をみると、とても還暦の女性には、みえない! 
彼女も小説家という島で、サバイバルしているから、若いのかなと?思った。 
今日は沢山街に出よう! 


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別の町で、暮らすということについて。 

タイランドも四日目になった。ようやくこの街の暮らしにも慣れてきた。昨日は、半日、街を歩いたので、たくさんの気づきがあった。まず、この街には、若者が、多い。もちろん日本に比べてである。あと、やはりすごく暑い。昨日は、雨であった。しかし、暑さは、変わらない。各施設は、冷房が、効いているが、移動は別である!私は、一日中汗をかいていた。ジャケットやネクタイをしている人はどこにもいない。だから、きっとここにいると、スマートになりそうだ。この暑さと、引き換えであるが! 

私は、大学時代、徳島に住んでいた。季節の長い休みの間は、実家にある神戸に帰っていたが、その度ごとに何日かは、それぞれの街の事を思い出して、センチメンタルな気持ちになった。旅行も同じだ。それまでの自分を構成していた日常から離れることにより、自分自身の存在が、実は、危ういものだと、感じる。何かが、出来ると感じる自分が、実は何も出来ないという不安に変わるためだろう。 
そんなとき、私は、街を歩き、そこの人と同じ目線で、何かを食べ、何かを買ってみる。そうすることによって、自分のなかに街を浸み込ませるのである。 
昨日は、マーブンクロンセンターという、現地の人が行く巨大なショッピングセンターにいった。学生、子供、大人と様々な世代の人の様子を見ているとやはりどこの国も同じだと感じてようやく私は、安心した!いくつになっても私は、子供のままである!今日は、パタヤという南の街に移動する。あーっ!折角慣れてきたところなのに! 

写真は、バンコクの街のドナルド!サワディーカップ、ありがとうの意味である。街の人の優しさが、マックの挨拶にもあらわれていると、感じたわたしである! 

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欲望という名の星座 

昨日来、パタヤにいる。パタヤは、バンコクの南約100キロにある。ここは、1960年半ばまでは、ただの田舎のビーチに過ぎなかった。それを変えたのは、ベトナム戦争である。若い方には、ベトナム戦争など、知らないと言われてしまうだろう。 
ベトナム戦争は1965年から約10年間に渡り続けられたアメリカによる戦争だ。マレー半島のさきにあるベトナムに於いて続いた、戦闘の保養地として、パタヤはアメリカ軍により開発された。ベトナム戦争については、地獄の黙示録やディアハンターなどの優れた映画があるので、ごらんになることをお勧めする。 
私は、昨夜、約六時間の間、この街を彷徨った。歩いたというより、むしろ、そういうべきだろう。 
写真は、ウオーキングストリートと呼ばれる歓楽街の様子だ。店のネオンが、重なり合いまるで、宇宙の星団のように見える。昨年、訪れた、インド、ムンバイのゴア海岸に似ていると思った。東洋と西洋が、喧騒のなかで混じり合い、私のような日本人は、あまり見かけなかった。これが、21世紀初頭の世界の縮図のように思えた。と同時に人間の欲望の恐ろしさを、痛く感じた。 
文化には両面がある。私は、共に歩いた落合さんに日本人は、もう一度鎖国をすべきかも知れない!と、話した。彼は、その逆の意見だった。共に日本を深く愛する経営者同志の議論は、その後も暫く続いた。 
21世紀は、日本と日本人が世界という鉄鍋に放り込まれてしまう世紀となるだろう。私達は、いづれ心の中に鎖国と開国の両面を持つようになるのでは、ないか?そのときに私達の見上げる空が、いつまでも日本国であってほしいと、思った。 
アイデンティティとは、それを否定される環境の中で、育つ自我である。私は、こう思う。幕末期の日本の志士のように! 
日本人よ!書を捨て、もっと世界に出るべきだ!!と。 

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カムバック!ジャパン! 

日本に帰って来た。温度差は、なんと35度である。しかし、湿度ベタベタのタイランドから帰って来たので、温度差は湿度差、静けさと共に私にとっては、心地よいもので、あった。 
土曜日の朝に着くというのは、身体にも優しい。名古屋着の便は、満席であった。みな、考えることは、同じである。 
いつも海外に出ると、我が国の良さを感じる。円高もあって、タイでは、特に物価の安さを実感した。私は、来月で、50歳になる。あと、何回、自分は海外にいくのだろうか?などと、考えた。 

写真は、タイランドで、撮影した、リトルブッタ。可愛い表情をしている。タイランドでは、あちこちで、花に囲まれた 
仏像が、あり、祈りの挨拶と、共に私の心を癒やしてくれた。これからは、ヨン様の挨拶にも違和感を感じないであろう!と私は、思ったのである! 

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尋常ならざる行列 

自動車運転免許の更新に免許センターにやって来た。尋常ならざる行列ができていた。理由は、受け付け時間にある。受け付け時間は、午前8時30分から9時30分とある。なんと、9時半まで、来場者全員を待たせているのだ!ガーン!では、受け付けは、9時半からと書けば、良いだけなのに!ビックリである。このような表示のレストランが、あれば、かならず、クレームがあり、改善されるだろう。バスポートは、ずいぶん改善された。しかし、運転免許は、基本的にドメスティックなため、仕組みが、改善されないのだろう。五年ぶりに訪れたが、改善されていない。ついでに、言わせてもらえば、待たせるあいだ、長椅子に三人掛けなのだが、これの移動、立ったりすわったりが、50回以上続くのだ!これだけで、立派な適性検査!である。アダムスミスの言った、神の見えざる手は、ここには、働いていない!競争が、無いからだ。だいいち、免許更新を3年でおこなっている国は、世界中にほかにあるのだろうか? 
こういったことに耐えられる国民性なら、消費税が、20パーセントを超えても受け入れるだろう!しかし、私は、ごめんである。数少ない休日を私に返しておくれ‼ 

写真は、今日で終わりの私の免許証。私は,これを見るたびに、嫌だった。五年前、母が、無くなり毎日、泣き暮らしていた時期で、この日も目が腫れていた。今の私の表情と比べてみて欲しい。変わらないものに、未来は、無い! 
周りが、変わらないなら、自分が、変わればいい。あらゆるイノベーションは、そうして起こっている。フェイスブックは、ハーバード学生名簿から、生まれた。この写真が、あまりにもイケテナイので、何度も変えられるしくみをザッカーバーグたちが、作った。世界は、きっと、意図的な個性によって、変わっていくのに違いない。 

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ヒミズの中学生 

タイから帰って来たので、出来ることが、ある。ひとつは講演会である。私は,今、岡山県津山市に向かっている。おそらくタイにいくのと同じ時間かかる!日本の国内の移動は時間が、かかり過ぎると思う。 
明日、会社に出れば一週間分の書類で、机が、埋まっているに違いない。その全部を見て、別に無くても良かったのだ、と私は,思うのだ。たいてい、いつもそうなのだ。 
会社のオフィスは、実は毎日、会社にくる人の為にある。ドキュメントをパスからパス、ホルダーからホルダーへ!である。意味のあることも、無いことも一週間のパックツアーとして、構成されている。40年もツアーを提供する会社側は、さぞかし苦労が、多いに違いない。 
あなたの会社の会議が、マンネリであったとしても、ツアーを続ける為の予定調和なのだ。だから、革新は、個人の心の中で、始めるべきだ。と思う。 
私は,秘書を持っていないので、私と万協製薬は個別な存在である。離れたり、くっついたり、まるで、恋人のような関係だからこそ、16年も社長を続けていけるのだろう。いずれ私は,会社でもエトランゼ 異邦人となることだろう。しかし、エトランゼが、見る組織こそが、正しい見方なのではないか?最近は、そう思うことが、多くなった。 

写真は、古谷実のヒミズである。映画化になり、特別版が、出た。絵が、とても美しい。大きな画面で、見る幸せを感じる。流石、講談社、やるときは、やるものだ。名作である。 
儚くも、厳しくも、切なくも、私達は生きることを、続けなければ、いけない。たとえ、活きていなくても!である! 


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